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生き物の宿命

職場でとある人とペットの話をする。
何でも、ハムスターが心肥大で入院しているのだとか!?
まだ1年半というから、若干寿命には早い気はするものの、そこに酸素投与とか薬物投与とかかなりのお金がかけられるところが凄いと思う部分もあった。
「家族だから」と言ったが、沢山飼ってたり経済力がなかったら出来ないことだしね。

その人は、出来る事があるのに何もしない人の神経が分からない的な事を言っていた。
苦しんでいる姿を見ると、何とかしてあげたいと思う…と。
気持ちは分からなくもない。
でも本当にそれが全てかというと、そうではないと思う。

この人がどうこうって話じゃなくて…
苦しんでいる姿を見たくないというのは、果たして本当にその命の為の感情なのか?
その姿を目の当たりにすることで、自分が苦しい思いをしたくない為じゃないのか?
苦しんでいるその命にそっと寄り添っていることだって、ひとつの愛情だと思う。
いずれ死に逝く命なら、せめてその苦しみが長引かぬ様に…と思うことだってあるだろう。
自然に、ありのままにって思うことだってあるだろう。

目一杯の治療をする…その行動だけを見て得る印象は、素晴らしいものかもしれない。
でも、その裏に隠れた気持ちは、全く別のものかもしれない。
そうやって考えると、「何故その行動を起こしたのか」ということが大事になってくるんだなと思う。
動物ってさ、人間よりももっと自然に「死」を受け入れていると思うしね。

その人は私に対して、職業のことを言った。
普通の生活よりも、命の傍に寄り添う仕事。
だからそういう風に思えるのだと。
でもそれはちょっと違うと思う。
全く無いとも言えないけれど、こんな仕事をしていても、家族に対しては別な人だっていっぱい居る。
私がこんな風に思うのは…きっと自然に沢山触れてきたから。
この手で奪った小さな命も沢山あるから。

やっぱり現在は世間的に「死」が遠過ぎるよね!?

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