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いつか報われるもの

今のフロアに来たばかりの頃は、上手く周囲と付き合えなかった。
というのも、私が仕事をする上で大事にしていることは理解されていたらしいが、それは理想であり、やることが遅い私は周囲の手助けの上でそれが出来ていたに過ぎなかったから。
皆やりたいと思っているけれど、現状では出来ないから、見ていてイライラするんだと思う。
そんな風に言われたこともあったような気がする。

そんな風に言われてショックを受けなかった訳ではない。
何とか皆の迷惑にならない様、付いて行こうとしない訳でもない。
でも、言ってる意味が十分理解出来た訳でもなく。
やっぱり一番芯にあるものを変えることも出来ず、私はただただ仕事に慣れて、少しずつ僅かでもスピードアップを図るようにしていくしか無かった。
なので仕事は相変わらずそんなに早い方ではない。
それは、致し方ないのかもしれないと思う。

そんな日常。
いつも、自分の信念と作業効率とが戦っていた。

今日、先に休憩に入った後輩から、「今、このはさんの話題で盛り上がってました」と笑顔で話しかけてられた。
どういうことかと尋ねると、どうやら私の仕事のことだったらしい。
詳しく聞くと、いつも落ち着いているとか人とのかかわり方とかその他諸々、嬉しい噂話の様。
落ち着いているように見えるのはきっと、焦ったり慌てたりするとミスを起こしやすくなるって自分を分析しているからなんだけれど。
そのときは照れもあったしあんまり実感がなかったんだけれど、後から思い直してみると、仕事の大事にしている部分を認められたような感じがする。
じわじわと嬉しさがこみ上げて来た。

誰に認められることも無いと思っていたけれど、後輩が見ていてくれた。
ある意味、上司に評価されるよりも嬉しいことかもしれない。
先輩としての役目、ちゃんと果たせているかなぁ。
だとしたらとっても嬉しい。
地道に頑張ってればいつか報われるって、こういうことなのかも。

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