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小さな森の物語(絵本的お話)

小さな森に 小さな村がありました
いろいろな動物が 一緒に暮らす村でした

その村に ウサギの兄弟がいました
お兄ちゃんは 困っているのを放っておけないウサギでした

アナグマのおばあさんが 家のドアが壊れて困っていると修理し
ネズミの子どもが迷子になっていたら 一緒に家を探してあげました

自分のことは さておいて
いつもいつも みんなのために走り回っていました

そんなお兄ちゃんの姿を見て しっかり者のウサギの弟は
「もっと自分のことをちゃんとしなくちゃいけない」
と いつも思っていました

弟は いつもみんなのために走り回っているお兄ちゃんの分まで
食事のこと 掃除のことなど
いつも自分たちの生活が困らないように 働いていました

ある日
森に たくさん雨が降りました
今までで一番 たくさん雨が降りました

川の水が増えて 川から溢れ出しました

川の近くにあった ウサギの家は
溢れ出した水で 埋まってしまいました

早めに丘の上に逃げたウサギの兄弟は 無事でした
でも ふたりで途方に暮れました
「これからどうしよう」

次の日は 前日の雨が嘘のように いいお天気になりました
でも ウサギの兄弟の顔は 暗いまま
「これじゃ、もう住めないね」

水に浸かった家の前で ウサギの兄弟が途方に暮れていると
アナグマのおばあさんが 声をかけました
「あっちの高台に いい空き家があるよ」
そう言って ふたりを案内してくれました

ウサギの兄弟が 新しい家に住む準備をしていると
今度はネズミの家族が 声をかけました
「食べる物を 持って来たよ」

子どもがたくさん居るネズミの家は そんなに裕福ではありません
それでもウサギ達が困らないだけの
たくさんの食べ物を 運んできてくれました

「どうしてそんなにしてくれるの?」
弟は不思議に思って 尋ねました
「前にお兄ちゃんに 助けてもらったからね」
ネズミ達は微笑みながら 言いました

それ以外にも 小さな森の動物達が 次々にやって来て
布団や着るものを届けてくれます
みんな 「お兄ちゃんに世話になった」 と言うのです

実はウサギの弟は お兄ちゃんがしっかりしていないことに
いつもイライラしていました
自分のことも出来ないのに 人のことなんてやっていられない
そう 思っていました

でも
困ったときに こうしてみんなが助けてくれている
弟は 知らないうちに 泣いていました
「僕は間違っていたのかもしれない」
お兄ちゃんがしていたことを はじめて素晴らしいと思いました

そんな弟の様子に お兄ちゃんは気付きました
「お前が家のことを しっかりやってくれていたから
僕は外に出て 自由に動き回れたんだよ」
そう言って 弟の頭をそっと 撫でました

大雨の日も昔のことになりました
ウサギの兄弟は 新しい家で 今も仲良く
お兄ちゃんは みんなのために
弟は 自分とお兄ちゃんとお家のために
以前と変わらない暮らしを 続けています


ポチッとよろしく!
※思いつくままに書いたものなので…変なところも多いかも!?
これから足したり引いたりして、修正していくかも!?

東日本大震災の話を聞いて、日本が以前堤防を作ったり何かの形で援助を行ったある国の人達が、自分たちも生活するだけで精一杯にもかかわらず、ニュースを聞いて日本が大変だと食べる分を削って「届けてくれ」と言ってくれているのだと、ふと耳にしたテレビかラジオで言っていた。
正直、日本の子ども達の心に対する支援や、生活が苦しいと言っている国民を差し置いて諸外国への多額の援助をすることに対して、私はあまり積極的な考えが無かったのだけど、この話を聞いて何だか心が洗われる気がした。
本当に貧しかったのは、私の心かもしれない。
それでも外ばかり見ていたら、内がおろそかになって、中身の無いものになってしまうんじゃないだろうか?
いろんな人がいるから、バランスが取れてていいんだよね?
そんな想いからこの話は生まれた。
相変わらずな偏ったお話かもしれないけれど、伝えたいことは詰めたつもり。
…伝わるかなぁ?

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